ハイパーインフレに負けるな!

日本人の多くがまだ知らないハイパーインフレ。その恐怖は半端ないようです。何十年も一生懸命に貯めた貯金がパーになったり。これってあまりに酷ですよね。ここでは、そもそもハイパーインフレとは何なのか、ハイパーインフレになっても慌てない方法などについて、私なりの意見を紹介します。

訪日客数99.9%減少!あらためて衝撃の数値に驚愕!

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頭の中では「コロナの影響で厳しい状況なんだろうな」と考えていても、あらためて数字を見て驚愕しました。

 

それは2020年4月の訪日客数です。

 

日本政府観光局20日に発表した「4月の訪日客数」を発表したのですが、前年同月比で99.9%の減少という衝撃の数値でした。

 

ちなみに3月も衝撃の数値で前年同月比93%の減少でしたが、それをさらに上回る数値となりました。

 

このマイナス幅は過去最大を更新することになりました。

 

訪日客数の統計を取り始めたのが1964年からなのすが、この約60年間で最も悪い数値となったのです。

 

これで訪日客数の減少は7か月連続となりました。

 

7か月連続の減少に加えて、この減少率です。

 

これでは「インバウンド」で商売をしていた方にとっては大打撃でしょう。

 

私は関東圏に在住ですが、たしかに外国からの観光客の姿は見なくなりました。

 

たとえば銀座。

 

大きな観光バスが路上駐車して、そこから大勢の観光客が買い物に出かけるという風景をよく目にしていました。

 

しかしそれが今はまったくありません。

 

街の風景も一変しました。

 

 

今の観光業の実態は?

 

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 しかしこのインバウンド事業は復活出来るのでしょうか。

 

今のように人の往来が規制されている限り無理ですよね。

 

県をまたいで、国をまたいで人が行き交うには、やはりワクチンの開発が成されない事には難しいのでしょう。

 

そうするとワクチンの開発・流通はいつ?といった点に尽きるのでしょう。

 

ちなみにこの問題は、当然ですが日本だけでなく諸外国でも課題になっています。

 

3月の段階で、中国は97%の減少率、台湾は98%の減少率、欧米は軒並み80%以上の減少率と、どこも人の往来が無くなり観光事業は厳しい状況です。

 

とくに観光立国と言われているような国は経済への影響がデカいものと思われます。

 

下記は2017年での海外からの旅行者数の多い国の観光客数ランキングです。

 

 

【観光客数ランキング(人)】

 

1位 フランス 86,861

2位 スペイン 81,786

3位 アメリカ 76,941

4位 中国 60,740

5位 イタリア 58,253

6位 メキシコ 39,291

7位 イギリス 37,651

8位 トルコ 37,601

9位 ドイツ 37,452

10位 タイ 35,592

 

とくにヨーロッパではコロナの感染数も多いので、たとえコロナが終息したとしてもその後の影響も心配です。

 

観光客数に加えて、さらに海外からの観光収入ランキングを紹介します。

 

【観光収入ランキング(百万ドル)】


1位 アメリカ 210,7

2位 スペイン 68,4

3位 フランス 61,0

4位 タイ 57,4

5位 イギリス 51,2

6位 イタリア 44,2

7位 オーストラリア 41,7

8位 ドイツ 39,8

9位 マカオ 35,6

10位 日本 34,1

 

日本はベスト10に入っていますね。

 

そう考えると、やはり今回のコロナによるインバウント需要の激減は日本経済にも大きな打撃になっているのです。

 

 

インバウンドは復活出来るのでしょうか?

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それではこの低迷する観光業、インバウンド事業は復活出来るのでしょうか。

 

国際航空運送協会(IATA)が今後の国際旅客需要の見通しを発表しました。

 

ちなみにIATAは「イアタ」と呼ばれていまして「International Air Transport Association」の略称です。

 

日本では国際航空運送協会と呼ばれています。

 

各航空会社の活動を支援し、業界の方針や統一基準制定を行っている、1945年に設立された世界の航空運輸企業の業界団体です。

 

本社機構はジュネーブにあり、現在では約120か国、250社以上の航空会社が加盟しています。

 

そのIATA(イアタ)の発表によりますと、国際旅客需要の回復は2024年の後半になるようです。

 

この影響で「インバウンド事業」をはじめ、当然ながら「航空会社」などへの業績悪化の影響が心配されます。