ハイパーインフレに負けるな!

日本人の多くがまだ知らないハイパーインフレ。その恐怖は半端ないようです。何十年も一生懸命に貯めた貯金がパーになったり。これってあまりに酷ですよね。ここでは、そもそもハイパーインフレとは何なのか、ハイパーインフレになっても慌てない方法などについて、私なりの意見を紹介します。

米国失業率14.7%の衝撃!

f:id:Drpro2020:20200511092923j:plain

 


2020年5月8日、米労働省が4月の雇用統計を発表しました。

 

そして結果は事前の予想通りとも言えますが、あらためて衝撃的な数字に驚かされました。

 

ナントその数字は衝撃の「14.7%」

 

この数字がどの程度のインパクトかと言うと、14.7%は戦後最悪の数字なのです。

 

 

最悪の米失業率

4月の失業率は14.7%。

 

前月の3月失業率が4.4%でしたが、そこから10.3ポイントも上昇したのです。

 

そしてじつはこの3月の失業率4.4%も、かなり悪い数字だったのです。

 

4月があまりに悪いので3月が目立たない感じですよね。

 

それでは以下のグラフを見てイメージをしてみましょう。

 

 

f:id:Drpro2020:20200510111859p:plain

3月に一気に失業率が上昇しているのがお分かりになると思いますが、前月の3.5%から0.9ポイントの大幅上昇となっています。

 

3月の結果は、約9年半ぶりに雇用者数が減少するというかなり悪い数字でした。

 

そして2017年5月の4.4%以来、2年10カ月ぶりの高水準となったのです。

 

 さらに、4月の失業率は上図の3月の失業率をさらに一気に大きく上回る数字だったのです。

 

 

リーマンショック超え

f:id:Drpro2020:20200510131421p:plain

2008~2009年のリーマンショック金融危機時のピークが、2009年10月の10.0%。

 

この4月失業率の14.1%はリーマンショックを上回る数字なのです。

 

リーマンショックの時は本当に大変でしたよね。

 

多くのビジネスマンはボーナスカットされて、新卒採用がストップしたら、多くの会社が倒産したりしました。

 

ちなみにみなさん覚えていますでしょうか。

 

リーマンショックを「100年に一度」の不況と呼ばれていましたよね。

 

その「100年に一度」を超えるほどの失業率となったのです。

 

2020年の5月段階では、まだコロナは終息していません。

 

今はコロナの終息が第一です。

 

テレビを見ていても、キャスターが毎日感染者数について話しをしています。

 

しかし今後幸運にもコロナが下火になった時、その時は景気大不況が話題の中心になることでしょう。

 

本当に恐ろしい事です。

 

 

戦後の米失業率の推移

 

それでは、さらにロングスパンでのチャートを紹介します。

 

こちらは戦後、1945年以降の米国の失業率の推移になります。

 

f:id:Drpro2020:20200510121940p:plain

 

ここでは詳細は割愛しますが、1980年代に米国では貿易と財政の「双子の赤字」問題で景気が減退していました。

 

当時のアメリカは、現代の強いアメリカとは程遠いイメージで弱り果てていました。

 

俳優出身のレーガン大統領が、なんとか強いアメリカを復活させようと躍起になっていました。

 

大恐慌直後の1940年、また第2次世界大戦後の最悪期であった1982年12月の10.8%を超え、80年ぶりという最悪な失業率となったのです。

 

そして5月はこの数字をさらに上回るのではと言われています。

 

 

これから起こるコロナ大不況

f:id:Drpro2020:20200510132553p:plain

リーマンショックを超える不況。

 

このように解説する経済学者もいます。

 

恐ろしい話しですが、個人的にはこの意見に同意です。

 

これからの事を考えるのはちょっと怖くて不安な気持ちになります。

 

アメリカで起こったリーマンショックは、アメリカ国内だけの問題では済まされず、当然ですが日本にもたくさんの悪影響が及びました。

 

全世界がネットワークでつながっている昨今、経済も当然大ダメージです。

 

そして今後起こりうるコロナ不況。

 

リーマンショックを超えるものになるとも言われています。

 

それを想像するのは難しいかもしれません。

 

しかし、まずはリーマンショックで起こった出来事について復習してみることをおすすめします。

 

それがみなさんの生活を守るひとつのヒントになるはずです。